個人的に注目する今年のIT業界のキーワード

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アナリストでもなんでもないただのサラリーマンの戯言ですが、今年はこんなのに注目していこうかと思います。

  1. Web APIの提供方法の変化
    昨年はAPIへのアクセス数の制限や有料化などエコシステムに影響を与えそうな話題が出始めていたので、API周りのビジネスモデルの変化を継続的に見て行きたいなと思っています。
    Yahoo!検索APIが有料化 新APIを公開へ
    Twitter、開発者向けガイドラインとAPI変更について説明 ユーザー数制限など厳しい内容
  2. 新しいモバイルOSの登場とHTML5の動向
    仕様策定までは完了したので、標準化完了まであと一歩というところでしょうか。今年はiOS、Android、Windows Phone以外のモバイルOSであるTizen、Firefox OS、Ubuntu for Phonesが登場して話題となると思うので、マルチプラットフォームで使えるHTML5のニーズは増すと思うので、ひとまずは仕様に沿った範囲で汎用的に使えるようになるといいなと思います。
    サムスン、今年中に「Tizen」搭載スマホを複数リリースへ
    スマホ向けFirefox OS登場!国内ではKDDIが発売を検討中
    「Ubuntu」搭載スマートフォン、2013年第4四半期にも登場へ
  3. M2Mの普及とInternet of Things周りの話題の拡大
    人間相手の通信サービスが飽和しつつある中で、通信キャリアがM2Mをどれくらい推進してくるのかに注目したいと思っています。またM2Mによって新しいサービスが生まれてくるのも楽しみにしていますが、この辺りは法律の問題なども大きくなるのかなと考えています。M2Mがより普及を始めたその先に、日本でもInternet of Thingsの話題が増えてくるのかなと思います。
  4. インターネット関連の法律改正
    昨年の衆院選でも選挙活動をインターネット上で行えないことが話題になっていましたが、その他にも薬の販売や著作権などインターネット上での活動に関する様々な規制があります。もちろん必要な規制もありますが、時代に合わない規制もあるように感じます。その影響で産業面で他国に遅れを取っている部分も多くあります。また「国連がインターネットを規制する?」なんていう話題もありました。インターネットに関する法律がどのように推移していくのかは注目していきたいと思います。
    衆院選公示 ネットで候補者は一斉に沈黙
    政府広報オンライン 平成24年10月から著作権法が変わります
    スマホで家電遠隔操作、経産省が規制緩和へ 開発後押し
  5. インターネット上のサービスの細分化
    TwitterやFacebookが流行していますが、これらはマスを対象にしたサービスだと思います。
    TwitterやFacebookは個人のポータルのような役割になって、実際のユーザーのアクティビティはよりディープな話題が集まる専門サイトに移っていくのではないかなと予測しています。
  6. オンライン学習サイトの成長
    個人的には昨年はe-learning元年だと予測していたのですが、実際に語学やプログラミングなどに関して多くの話題が提供されて、オンライン学習の蕾が開き始めた一年だったのではないかと思います。今年はこれらが花開いて、ITに詳しくない一般ユーザーのところまで普及してくるのではないかと思っています。
  7. 3Dプリンタへの注目の拡大
    クリス・アンダーソンのMAKERSが発売されて以来バズりまくってる3Dプリンタでですが、注目が集まったせいでより早く普及機を迎えるのだろうと思います。今年は3Dプリンタを活用した成功事例がいくつか登場し始めるのかなと考えています。国内だとコワーキングスペースなんかにレンタル用の3Dプリンタが置かれたり、それを使って何かしようと考える人が出たりといったことが始まるのが今年かなと思います。
  8. ウェアラブルコンピュータの一般化
    先日Goolge Glassをかけて地下鉄に乗っているサーゲイ・ブリンが目撃されていますが、今年はメガネや時計など身に付けるタイプのコンピュータが一般的なものとして登場し始めるのではないかと思います。この辺りはM2Mなんかとも関連して発展するのではないかと思います。
    ニューヨークの地下鉄でGoogle Glassをかけたサーゲイ・ブリンを目撃―来週からニューヨーク、サンフランシスコでGlassハッカソン開催
  9. IPv6トラヒックがどこまで増えるか
    M2MやInternet of Thingsとも関連しますが、いろんなものがインターネットに繋がるためにはIPv6の普及が必須だと思うので動向には注目しています。
  10. 新しい無線通信規格の市場投入
    2013年はスマートフォンの出荷台数がノートPCを超えると予測されています。またスマートフォンの普及率は2012年度の日経コンサルティングの調査で18%を超えました。つまりスマートフォンはキャズムを超えたと考えられます。今後しばらくの間はスマートデバイスに関するものがインターネットの中心になっていくでしょう。そんな中でより高速な無線通信規格がいつ投入されて、どのくらいの速度で普及していくのかは注目したいと思っています。個人的に注目しているのはIEEE802.11ac、Wi-Fiの5GHz帯対応の普及、Wi-FI高速化のアルゴリズム、WiMAX2.1です。無線LANではIEEE802.11ac対応機器が増えると考えられます。これは現行の802.11nの次世代規格で、無線LANでギガビットの速度が使えるようになります。これによってWi-Fiスポット
    の混雑が少しは緩和されるのではないかなと期待しています。5GHzの普及も同様に混雑緩和という意味で、もう少し対応機種が増えて2.4GHz帯対応と分散されるといいなと期待しています。アルゴリズムに関しては以下の2つが気になっています。基礎理論を作り替えて根本的に改善するという行為自体がかっこいいと思うので、ぜひ実用レベルで影響を与えてくれくれることを期待しています。Wi-Fiのデータ輻輳をなくして速度を最大700%まで高速化する「WiFox」
    フーリエ変換を10倍速くする新アルゴリズムをMITの研究者たちが開発–携帯でHDビデオも可能?

    WiMAX2.1は2013年度後半にUQコミュニケーションズから登場が予定されているようです。今はLTEが話題になっていますが、個人的には7GBの通信料制限がちょっとしんどいかなということもあるので、高速化されても通信料制限がないままでWiMAX2.1が登場することを期待しています。

 

あまり業界人っぽいくないミーハーな話題が多いのは、書いている本人がミーハーだからです。

あとは今年に限った話ではないですがITに関連して個人的に気になっているのは、ITの普及による創作発表のあり方の変化ですかね。音楽、書籍、絵など個人が作ったものが個人に消費される世界が少しずつ広がっているように感じます。そういうCtoCのプラットフォームがどのように変化していくのかは継続的に興味を持ち続けています。インターネットの普及で実店舗のビジネスが打撃を受けている中で、CtoCがメインのコミケの入場者数が増加傾向にあるという事実は示唆に富んでいるなと思います。

 

まぁそんな感じ。

 

※追記
あっ、OSSの利用が加速するんじゃないかと思ってたのを書き忘れた。

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